第24話「ヤクソク」
「
なんとか、無事、創設祭を迎えられそう・・・本当にありがとう・・・」
クリスマスツリーの飾りつけを残すのみとなり、みんなに涙をにじませ礼を言う、絢辻さん。
こんなの、絢辻さんじゃな~い・・・ (;つД`)
「
絢辻さんが二重人格者で昨日までの人格が記憶が消えちゃったとか?」
「
とにかく、昨日までのあの子は居なくなっちゃったの、それだけ覚えておいて。」
今の絢辻さんもかわいいけど・・・と、
逃げるように立ち去る純一。
純一、そうだ!その通りだ!!
クラスの平和には今の方が、みんなは幸せかもしれませんが、こんなのやっぱり、
以前の
絢辻さんの魅力には敵いません。
そして、前回の
二重人格説の推測は完全に外れましたw
二重人格者じゃないのに、こうまで性格をコロッと変える事が出来、
純一の前でも、この
性格のままで居られるなんて、ある種の才能ですねw
天下無敵の仮面優等生というキャッチコピーは、ネコを被ったりするという意味じゃなく、
本当に性格を変える事が出来るという意味での仮面なのでしょう。
「みんな~!よ・ろ・し・く・ね♪」
森島サンタ、せくすぃ♪
響サンタは、幻に終わってしまったかw
脇役といえ、
相変わらず圧倒的な存在感、高校に戻れるなら、絶対に入りたいw
「
絢辻さん、どうしてあんな風になっちゃったんだろう?」
悪くは無いけど・・・と、以前の性格だった絢辻さんを思い出し、もやもやする純一。
梅原は小学校ではモテたのか?しかし、引きずり過ぎ・・・w
まあ、分からなくは無いがw
「クリスマスイブはまだ、終わってねえだろ!!」
「俺みたいに、後悔する前によ。」
がんばるつもりだったけど、またダメだったという純一に「
行動するしかないだろう」と、
梅原。
純一じゃないけど、
梅原は自分より友人の恋を応援というか励ますなんて、良い奴 ですよ。
お互いの友情パンチの応酬が、
昭和の青春ドラマを感じさせます。
でも、こんな事って、絶対にリアルじゃやらないよねw
「
メリークリスマス♪」
絢辻サンタからプレゼントをもらい、大盛り上がりの男子生徒だけど、1人ポツンと座って
いる、男の子にもプレゼントするが断られてしまい、寂しげな顔をする。
森島サンタに、
絢辻サンタ、この高校は桃源郷なのか?w
そうそう、この男の子って、七咲遙編で、おでんを落とした子供のようで、こういう地味な
所にもこだわりを感じます。
「
好きだ。」
「
ありがとう、橘くん・・・嬉しいよ、わたしも橘くんのことが・・・」
「
でも、知ってよかった。」
「
たぶん、その頃から僕は、絢辻さんの事を好きになっていったんだと思う。」
創設祭の打ち上げが始まり、絢辻さんを創設祭実行委員本部のある部屋へ連れて行く
純一は、
まだお礼を全員に言ってないと帰ろうとする絢辻さんを抱きしめ、
過去にあった
クリスマスの苦い思い出、手帳のおかげで知った絢辻さんの意外な一面があった事、
実行委員は忙しかったけど充実した日々を過ごし、好きになっていったと告白する純一。
「
今のわたしは、嫌い?」
「何なのよ?何なのよ?あんたは!!」
「良かった・・・僕の好きな絢辻さんがちゃんといた・・・」
今の絢辻さんも、好きだけど、意地っ張りでネコを被っていたり、全てひっくるめて
好きだと言う純一に、襲い掛かり涙を流し叫ぶ、絢辻さんに、嬉しそうにする純一。
自分を消えた事にして・・・なんて、
絢辻さんは、大好きな純一に嫌われたくない一身で、
純一に合わせよう、純一の理想のタイプの女性になろう・・・そう思ったのでしょう。
だけど純一の望んでいたのは、
今のタイプだけでは無いと知り、「
何でそんな事、言うの?」
「
何なのよ?」と我慢していた思いが爆発したのでしょうね。
う~ん、絢辻さんの健気さが、かわいい。
それにしても、足踏みから、掌底、そしてヒザ攻撃と、一連の流れが美しい。
目指せ!格闘女王w
そして、そっとしておいてやる高橋先生、グッジョブでしたが、
彼氏欲しいというと、本気で
引いている田中先生に笑えたw
「
クリスマスイブ、みんなに幸せをプレゼントする事。」
「
クリスマスは終わってないよ、来年も再来年もクリスマスはまた来る。
その度に、みんなを幸せにすればいいじゃないか?」
子供の頃、現実をつき付けられ、サンタが居ないって事を知ったと絢辻さんは、その時に
サンタになると決めて、そして創設祭の実行委員になったという。
だけど、
自分の満足感を満たすものになってしまい、子供にはなつかれなかったと、
落ち込む絢辻さんに
クリスマスはまた来ると励ます、純一。
純一も
クリスマスが来てしまうじゃなくて
また来るなんて、随分とクリスマスに対する
思いが変わりました。
まあ、そりゃそうだ、彼女をクリスマスイブに捕まえるんだからw
創設祭を縮小、特にクリスマスツリーの飾りつけを減らす事を強く反対したのは、こういう
理由があったのか。
自分がショックを受けたからって、自分の幸せより先に他人を幸せにしたいって思うなんて、
なかなか出来る(思える)事じゃないですよね?
絢辻さんって、ちょっぴりSっぽかったりするけど、
根は優しい女性です。
「だから・・・だから、僕の事も幸せにして欲しい・・・」
純一にそう言われ
女性から言うものだと、絢辻さん。
そしてキスをする2人・・・。
「
わたしも、橘くんの事が好きよ、もう絶対に離さない。」
「それって契約?」
「ううん・・・約束。」
あ~、
萌え死にしてしまう。
最後の笑顔は反則だろw
そして、挿入歌に前期でのOPである
i Loveが流れ始め、各キャラクターのクリスマスイブの
様子が映し出される一連の流れが、
今までになかったパターンで素晴しく、最終回(正確には
残り2話あるけど)である事を感じさせます。
カラオケボックスで梅原が女性に囲まれハーレム状態なのは見逃せないw
やっと、いい奴、梅原にも春が来るのか? 10年後・・・
「
ねえねえ、これでしょ?パパとママの思い出のツリーって。」
パパとママは大事な約束をしたと答える純一。
「
ねえ純一、いま幸せ?」
「
もちろんだよ・・・」
そう答える純一にキスをする詞。
エピローグも大満足。 もう、
にやけっぱなしです。(ノ´∀`*)
約束の話を娘に話すのではなく、詞が純一に「
いま幸せ?」と約束をたずね、その約束が
守られていると、キスをするのが、
幸せいっぱいの家庭だと伝わり良い雰囲気でした。
しかし、詞は、ショートカットになると随分、雰囲気が違い、クラスメイトたちが出会っても、
絶対に分からないでしょうw
そうそう、エンドロールに娘の名前(声から判断すると名塚さんのようですね)は載っておらず、
名前が分からずじまいっていうのも、視聴者の想像に任せる感じで、これもありですね。
良かった・・・Bパート後半からラストへかけて、純一と絢辻さんのお互いへの思いが、
涙が
出るというような感動ではないが、心の温まりを感じました。
報われなかった
梨穂子には悪いが、スタッフ(視聴者も含め)の
フラストレーションが、
全て絢辻詞へ対する、愛となり注ぎ込まれている感じがする。
他のキャラは本編が終わってからのエピローグは、きつい言い方をすれば、
取ってつけた
ようなエピローグ(特に棚町薫編はセル版とはEDが違ったりしますし)であったが、明らかに
今までとは違う作り方であり、
本編からエピローグまで計算されつくした、流れだと思う。
誰が何と言おうと、6人の主要キャラの中で最高のエンディングで
神回だと断言します!
気が付いてみれば、絢辻さんの強烈なキャラクターに隠れてしまいましたが、純一の
変態
紳士プレイは全く無く、
お互いの出会いから、お互いへの好意、そしてお互いの心の
すれ違いから、生まれる本当の互いへの愛・・・と、純愛ドラマでした。
そして、余計な展開(変態プレイ)が無い分、
二人の感情へ時間を割いたのが功を奏したと
思う。
とは言え、不満が無い訳ではなく、結局、
手帳の謎は明かされないし(まあこれは、知ったら
ヤバそうなので構わないとしてw)、何故、
絢辻さんが姉である縁を嫌っているのかが良く
分からずじまいで、これなら、
姉の登場は不要なのでは?と感じでしまいます。
でもこれは、
原作ゲームを知らないから言える事で、知っている方にとってみれば、重要な
キャラなのかもしれませんが。
桜井梨穂子編の17話でも、書かせてもらいましたが、
6人のキャラの登場の順番が対に
なっており、エピローグでも森島はるか編であった
10年後の姿がありました。
10年後も対称的で、森島はるか編は、結婚してもいつまでも新婚気分の
バカップルぶり
であったのとは逆に、
暖かい家庭を築き、娘の大きさから見ると、大学を卒業して結婚した
のかな? 言い方は悪いけど、計算高い絢辻さんらしいです。
でも、人前でキスするなんて、随分と
デレった感じがあり性格が変わりましたね。
はっ!?まさかこれも、作った人格なのか?w
これでメインキャラ6人全て終了し、残りは番外編2人(放送は1話だけ?)のみとなり、寂しくも
ありますが、 各1話と構成と短く、どう展開していくのか?
スタッフの手腕に期待ですw
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