#10「魔術幻燈」(ファンタスマゴリー)

昔からのお得意さんであるジロレールからの依頼を受け、父の残したデッサンを見つめる
クロード。
「
もし、お父さんが居たら、勝負できたんですね?」
勝負と聞いて、ちょっぴり興奮したのか、小さな手で握りこぶしを作っている湯音が可愛いw
なんていうか、
ガンバって♪って応援している感じですね。
クロードとしては、父のジャンが残したデッサンを眺めていたという事は、昔からのお得意さん
だし、意識をしていたのは確実であり、ちょっとドキっとしたという感じでしょうか?
そして、出かける前、ギャルリの看板を見て、改めて父の事、湯音の言った
勝負という言葉を
思い出したのかもしれません。
一方の湯音は、帰り道に街の人々から声をかけられたりと、ずいぶんと
ギャルリに馴染んで
きているようです。
しっかり者に見えるけど、ネコに気を取られ我に返ったりとするあたりは、まだ子供というか
幼さがあり微笑ましくて良いですねw
「
湯音に面白いものを見せてやろう。」
物置を掃除していると、何やら機械を見つけ、
まだあったのか?と、機械を動かそうとする
オスカー。
そこへ、アリスもやって来て、出来上がった白い布の簡易スクリーンを見つめる湯音たちは
出てきた悪魔たちを見てパニックにw
無い物があるように見える
幻燈機だと説明するオスカー。
そして、前にも見た事があると、姉と遊んだ影絵を思い出す湯音。

「
俺は親父じゃない。」
ワインの貯蔵庫を改造したレストランを作りたいと、そして
父のジャンの作ったようなイメージと
ジロレールから看板の内容を聞くクロード。
ツッパルばかりが能じゃない。 ジロレールは良い事言いますねw
良く、2代目や3代目など先代と比較されがちですが、それは
仕方が無いこと。
先代が居るから(居たから)こそ、仕事がある訳で、それに向き合わないとダメですからね。
そんな事を忠告出来るなんて、ジャンの看板を愛し、クロードにもそうなって欲しいとの期待が
あっての事でしょうし、ジロレールは良いヤツです。
ていうか、大人の余裕の対応ですねw
自分で書いた、猫やドラゴンが動き出し、大感激の湯音とアリス。
影絵もそうですが、このようなものでも大感激なんだから、ほのぼのとした時代ですねw
このような、遊びがあったからこそ今のようなアニメに進化した訳ですから、侮れませんw
動く事に不思議がる湯音に、
動けばいいのにと思うからかもしれないと、答えるなんて、夢を
壊さないようにしようと思う、オスカーの優しさが出てるセリフです。
クロードだったら、こうは言えませんねw

アランの仕切りで、なぜか上映会が始まりだすw
大人も悪魔を見て、驚いたりしている所を見ると、幻燈機はかなり珍しい機械のようですね?
どちらかといったら、紙芝居の方がコストも安そうだし紙芝居の方が一般的なのでしょう。
それはともかく、きっと、創業以来の満員御礼でしょうw
こんなに人が入るなら、看板を作るよりも、
幻燈機を使った映画館でも経営したほうが儲かり
そうですね。
そしてCパートでは、看板作りに悩む、クロードを見つめていると、ジャンの姿を見たりと、幻を
見せる幻燈機と、タイトルも含め暗に、
かけているのかもしれませんね。