「輪廻のラグランジェ」 第7話『曇り のち 鴨川』

　第7話「曇り のち 鴨川」



　海辺に倒れる少年を助ける、一人の少女・・・そんな夢を見て、目を覚ますムギナミ。
　生命のようなものを感じない死の星のようで、リンゴの芯を食料として大切にしていたり、ムギ
ナミは孤児だったみたいですね。
　キリウスは1話で地球を見て、一度死んだ星とか、言っていたし、もしかしたら、この星に再び
生命を宿らせるのがヴィラジュリオに目的だったりするのでしょうか？ 
　しかし、この星にもリンゴがあるなんて驚きですねｗ

　自分の為・・・ムギナミにいわれた事を思い出し、確かに敵討ちを頼まれた訳じゃないけど、
逆ギレするなんて分からないと、ランに思いをぶつける、まどか。
　一方、ムギナミを拘束すべきでは？とモイドに言うが、子供のケンカに大人は口出しを
しないし、人権問題に関わるとモイド。
　ムギナミは、辺境の惑星ウゴー出身だけとか、オルガンバル人権条約を批准してないから
拘束すれば外交問題になるとか言ってますが、出身地は本当でも、条約が本当かなんて怪し
いものです。
　当然、田所・・・いや、地球が、条約にも加盟してるはずもないですし、地球での争いですから、
外交問題も何も関係ないような気がするｗ
　というか、そういう条約があるなら、他国（地球）を侵攻してくるデメトリオを阻止する、国連の
ような組織は無いのでしょうか？
　まあ、そうたずねられても、モイドなら、それが我々レガリテだと言うでしょうけどねｗ
　そして、ウォクス・アウラから放たれたエネルギー放射についても、全てを知らないと、前回の
ラストでは、その輪廻の花を見て、ヴィラジュリオの狙いを悟ったような感じがあったのに、
それを話さなかったり、相変わらず真意が測れないモイドです。
 


　「ムギナミってば、何だってあんなヤツの事なっか、好きになっちゃったんだろう？」
　「わたしが知ってる、デメトリオの王子だった頃のあの人は。」
　ヴィラジュリオの事が好きなムギナミに納得の出来ない、まどかに昔は違ったとラン。
　ランの口調は、いつものように静かな言い方ですが、ハッキリと力強い口調に感じ、まどかの
ヴィラジュリオに対する、悪口に嫌悪感を感じてるように思えます。
　デメトリオだけなじゃく、レガリテもポリフェドロンを平和の中に治めてくれるだろうとランも
信じていたようで、かなりの政治手腕というか、人望が厚かったようですね。
　ポリフェドロンとは何でしょう？
　意味合いから考えれば、 太陽系のようなものでしょうか？
　それと、まどかたちの目の前を走った、青い車は、どうやらマーチのようですねｗ



　岩淵先生から、ジャージ部出動要請を受け、プールに魚屋が生簀を間違えて放ってしまった
ウナギの捕獲指令を受ける、まどかたち。
　「ジャージは？気合結びは？」
　まどかに違和感を感じ、ジャージ部魂は何処に置いてきた？問いただす、岩淵先生にムギ
ナミを思い出し、ヴィラジュリオを守りたいという気持ちを貫いたムギナミこそがジャージ部
魂だと、自分が間違っていた事に気が付き、ムギナミに謝りたいと、まどか。
　さすが、ジャージ部顧問の岩淵先生、まどかの事を良く見てるようですね。
　まどかも、自分の間違えに気が付き、即実行と、クヨクヨしない前向きな性格が良く現れて、
ますが、守りたい気持ちは、ヴィラジュリオへの愛だとおもうのだが、それが何故ジャージ部
魂となるのか？いまいち理解不能ですｗ
　裏切られても、無償の愛を貫いた、言わばアガペーであり、ジャージ部も無償の奉仕であり、
根底が似ているからという事なのだろうか？



　お兄ちゃんに会うまでは苦しみしか知らなかった・・・生きるより所だったとヴィラジュリオ
へ、対する想いを、まどかに語り、謝るムギナミ。
　そして、それはわたしの言葉だと、ムギナミを抱いて、謝るまどか。
　裸のつきあいと言うけど、お互いに素直に謝り、それをお風呂の外で、そっと聞いているランの
姿には、自分も、2人の間に入っていたい、いたかった・・・そんな、雰囲気を感じます。



　「何処へ行くつもり？」
　1人、家を出て行く、ムギナミを呼び止め、ムギナミは、まどかにとって家族の一員だとラン。
　「家族だよ、ムギナミ♪」
　「居てもいいの？この街に・・・？本当に2人と一緒に居てもいいの？」
　涙を流し、ひどい事をしたと言う、ムギナミに、家族になってくれてありがとうと、まどか。
　そして、自分だけ一緒にお風呂に入ってないと言う、ランに、でっかいお風呂があると海を
指差し、海へ向かう、まどかたち。
　ウェイトレス姿では、ランの胸をムギナミが触ったりと、わだかまりや、変な駆け引きも無く、
素直に3人すっかり、打ち解け仲良しになりましたね。
　さすがに裸のつきあい効果はバツグンのようですｗ
　そして、パンをくわえての、学校ダッシュと、爽やかに〆て、これで最終回でも良いような、
終わり方ですねｗ
　まさに、サブタイトルどおり、「曇り のち 鴨川」だと思います。　 
 


　いい、最終回でしたｗｗｗ
　エンドカードも3人仲良く、温かみのある色のイラストが良い感じです。

　正直、こんなに早く、まどかとムギナミのわだかまりがとけるとは思いませんでしたが、これで、
真の同士・・・いや家族への第一歩を踏み出しました。
　前回のラストでは、海にウォクスが墜落したというのもあるでしょうが、3人の象徴であるイスが
倒れてましたけど、今回はまっすぐ正面を向いて、みんなが一つになって前進し始めた・・・
そんな感じであり、心なしかイスが大きく見えましたが、気のせいでしょうか？

　逆にいうと、ムギナミが敵に（もともと敵だけど）なり、ウォクス同士の夢の？戦いがあるの
かと思っていましたが、ちょっと期待薄になりましたね。
　とは言え、ヴィラジュリオとの戦いが再びあった時に、すんなりと敵として戦う事が出来
るのでしょうか？
　夢の中での回想シーンでも出てきましたが、ムギナミは幼い頃、生き抜くために必死で盗みを
してまで、ヴィラジュリオと共にしてきたし、ヴィラジュリオにとってもムギナミは漂着し、死にかけて
いた自分を助けてくれた命の恩人ですから、2人の絆はそうとう強いはずで、それこそ家族と
して生きてきた訳ですから・・・ね。 

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