「B型H系」 第4回

　第7話『ときめく聖夜 ファーストキスって、なんの味？』



　「もうすぐ、クリスマスイブ・・・この日に賭ける！！」
　色々と研究し、準備万端の山田を剛速球を持ってるのにノーコンと冷ややかな目で姉を見る
千夏は、また新しいイケメンを連れて来て、自分の方が、背も高いし、胸もちょっとは大きいのに
何故、千夏はもてるのか？と隣が気になる山田。

　イブまで3日と迫ったのに小須田からデートに誘われない山田。
　一方の小須田も、デートに誘おうと決心はするものの、どうデートすれば？と悩んだり、なかなか
タイミングが掴めず、誘えない小須田に、イラつく山田。
　「ねえ、もうすぐクリスマスだけど、当日のホテル街って、きっと大地震だよね？」
　こっちから、話題をと話をするが、引いてしまう小須田＾＾；
　「クリスマスイブだけど、ひま？」
　「そこまで言うなら付き合ってあげる、つまんないとこ、連れてかないでよ？」
　やっと小須田に誘われ、ツンな態度で返事をするが、陰で大喜びの山田。



　そして、聖・・・性なる夜がやってきた。
　「それに引き換え、俺なんか・・・」
　山田の美貌に、周りの男がふり向く光景を見て、落ち込む小須田。
　「どう小須田、あの日、本屋でわたしに出会った事を感謝なさい！」
　今夜は逃がさないと、気合を入れるがテンパりまくって他の男の手をつないで走る山田ｗ

　「これを食らって、落ちない奴など居ない！・・・はず。」
　秘儀！山田アイ！！
　小須田を見つめるが、フォークが落ちて、下を向く小須田に不発に終わる、山田アイ。

　「さっさと、キスなり、なんなり求めて来なさいよ！」
　間が悪いと、イラつく山田を見て、姉が作ったデートコースが不評で、KISSする雰囲気じゃ
ないと、せめてもと、プレゼントを渡す小須田。
　「プレゼントにピアス・・・これは、つまり、きみの穴を通りたいって
言うメッセージだよね！？」
　機嫌がなおり、張り切って歩き出す、山田。

 
 
　「山田アイ・・・サーチモード」
　ホテル街をあるき、ホテルを探す山田だが、ホテル街を抜け人気の居ない場所に・・・。
　「俺・・・山田が・・・」
　ここならキス出来ると、山田を見つめるが、本当に好きなのか？と自問自答する小須田。
　「どうしよう・・・小須田の方から、こんな・・・嬉しい♪」
　だけど、怖いと一瞬ためらう山田。
　「行け！あたし！ そして、明日は赤飯だ～！！」
　決心し、思いっきり頭をぶつけながらも、キスをする2人。
　山田とキスをし、細かい事はどうでもいいと舞い上がる小須田。
　「これより先とか、考えられな～い！」
　そして、山田は座り込み、もう一杯すぎて分からないと普通の乙女になる山田だった。　
 


　第8話『このままじゃ帰れない！ いちゃラブ公園に行こうよ！』



　「胸が苦しい・・・ダメ・・・小須田と顔を合わせられない」
　キスなんか簡単だと思っていたのにと山田。
　一方、どこまでも、ついて行くと、小須田。

　「こんな所で立ち止まってる、ひまは無い！」
　トイレに駆け込み、美春に相談するが、キスなんて普通だ、みんなはこれ以上の事をして
いると・・・そして、エチトモ100人の野望があるといつもの山田に戻る。
　
　そして、小須田を連れ、都内で有名なエロ公園にやって来た山田。
　「あたし、グッジョブ！」
　噂どおりの熱気だと山田。
　「ここまで来ちゃったら、行くしかないでしょ！」
　「体が・・・火照ってきちゃった・・・」
　決心をし、小須田を誘惑するが、ためらう小須田にイラつく山田は自分から迫ろうとするが、
この後は？と悩み、準備をしてないからテンパると準備を始めるが、バランスを崩し、小須田に
抱きつく山田。
　「なんか、はずみで凄い体勢に、なっちゃったけど、これはこれで結果オーライ！」
　山田に見つめられ、そのかわいさに死ぬほど幸せだと思う小須田。



　「胸、さわったら怒るかな？」
　胸をさわろうとするが、手を出せないでいる小須田。
　「うう・・・ちっせ～とか思われたらどうしよう？」
　「望む所だ～！！」
　そんな、ためらう小須田の手を掴み、胸をさわらせる山田。
　「丸い形がハッキリと・・・」
　だけど、ブラと服があって感触が分からないと小須田。
　そして、山田の行動の意味が分からなかったけど、最後まで・・・と決心する。
　しかし、隣から声が聞こえ、その姿にビビる2人。
　「あれが、本物のエッチ・・・どぎつい・・・」
　「モザイクが欲しいよ～！！」
　そして、気がつくと周りには覗きの集団に気が付き、諦めて帰る2人だった。

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　山田の胸をさわっておいて、感触が分からないとは、けしからん！！
　小さすぎて、感触が無かったのか？（失礼ｗｗｗ）　
　そして、公園のピンクのスモークが、みょ～にエロいｗ

　前回の甘酸っぱい純情青春物とは打って変わったような、エロバカ展開でした。
　前回では、小須田も随分と山田の性格の事が分かってきたのかな？と思いきや、やっぱり
いまだに不思議少女なんですね？
　エロ神様が言っているように、根本的には分かりやすい性格なんですけどね。
　でも、エッチがしたいと、人並み以上の欲求がありながらも、いざという時には、ちょっと
怯えてしまったりと、今までもきっと何人もの男性から好きだと言い寄られてきたのでしょうが、
欲望とは正反対なほど純情な性格だし、男性に対して恐怖心と言うか免疫がなく、避けて
来たのかもしれませんね。
　だからこそ、高校に進学しその性格を直そうとしようとしてなのか？エチトモ100人計画でも
立てたのでしょうか？
　イケメンよりも話しやすい無難な小須田を選んだのも、そう考えると納得がいくような気が
しますｗ
　そしてエッチに興味はありつつも、本物のエッチを見て、動揺する所なんかを見てもやっぱり、
山田は純情ですよね。
　打算な感じで男をとっかえひっかえしている妹の千夏とは大違いです。

　そんなエッチがしたいと欲望全開の純情少女と、純粋にクリスマスデートがしたいと願う小須田
（まあキスをする野望はありましたが）との、びみょ～な温度差が、うまく表現されていましたね。
　まさか、小須田がプレゼントとしてあげた、ピアスを見てきみの穴を通りたいってメッセージだ
なんて思われると思っていなかったでしょうしｗ
　というか山田以外、絶対に思わないでしょうｗｗｗ
　美春に相談したりしてましたし、きっと小須田の事だから、山田に似合うプレゼントを必死に
考えたのでしょうし・・・ね＾＾；

　それにしても、小須田は、山田にキスを迫りつつも、本当に好きなのか？と、まさか考えるとは
思いませんでした。
　でも、考え方によっては、山田を本当に大切にしているからこそ、むやみにキス出来ないと
考えた結果とも言えますけどね。　
　といいつつ、結果はどうあれ、ファーストキスをした瞬間に、理性を失い欲求暴走モードに
なってしまった訳ですけど＾＾；
　そして、一方の山田はキスをして、欲望が湧くどころか、もうこれより先が考えられないと
純な乙女になってしまうという、性格の逆転が面白いですね。

　それにしても、ラブコメで定番のクリスマス物ですが、こんなに面白い展開が、かつてあった
でしょうか？と言うほど、面白く30分があっという間に経ってしまったという感じです。

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